純正タイヤのPIRELLI『P-ZERO NERO』、新車購入から7年経過し走行距離38,000km程度。溝はまだあるもののショルダー部に亀裂があり、運転中にバーストするという災難に遭うと困るので、タイヤ交換に踏み切った。
同じタイヤへの交換も検討したが、ミシュランも評判が良いという話をディーラーのサービスマンから伺い、違うタイヤを体験してみるのも良いかと思ったので、ミシュラン『PILOT SPORT 4』にした。
お値段は工賃含めて4本で10万円弱。ピレリよりは高いようだ。
装着して50kmほど走ってみた感想としては、
- 段差での突き上げ感が減少した
- カーブを曲がる際、遠心力を抑え込んでいるように思える
- こころなしかロードノイズが減った
といった感じだ。
突き上げ感
交換前は、走行中に道路の段差を通過、段差のあるマンホールを通過などしたときに、『ガツンッ!』といった感じや、『ドカッ!』といった感じが多かった。縁石やキャッツアイに勢いよく乗り上げた感覚といったら分かってもらえるだろうか。
タイヤ交換したことで、突き上げ感はかなり緩和された。タイヤが衝撃を吸収してくれているのがよくわかる。ただし、衝撃を吸収してくれているのは分かっても、まだ固い感じが残るので、タイヤ以外の他の部位のゴム類が経年劣化して固くなっていることで衝撃が残るのかもしれない。『ゴツッ』という感じがする。
遠心力
あくまでも感覚的なものでしかないが、交換したことによって車体が遠心力で流れるような感じが減ったような気がした。ダイナミック・レスポンス・テクノロジーのおかげか?
交換前、実際にタイヤが滑って車体が流れていたわけではないが、例えば首都高1号上野線『江戸橋ジャンクション』を上野方面から宝町方面へ抜ける際に通過する80R程度のカーブ(S字の右カーブ側)、これを60km/h程度で曲がろうとすると外側へ流れようとするので、ハンドルを強く握って流れようとする力をこらえていたのが、交換後はすんなりとスムーズに曲がるようになった。
ただこれについては、新車購入時のピレリも外側へ流れずにスムーズに曲がれていたのかもしれない。古いタイヤだからこその現象という可能性はあるので、確証はない。
ロードノイズ
感覚でしかないのだが、運転している間、静かな時間が増えたように感じた。交換前は、アスファルト新調後&アスファルトの凹凸が少ないタイプの道路は静かで、それ以外は『ザーッ!』という感じでうるさかったが、それが減ったような感じた。
以上が素人の感想になるが、前よりも衝撃が強くなったと感じたらタイヤ交換するといいだろう。ディーラーの営業に言われるまで、ショックアブソーバーやスプリングのヘタりと思っていた。タイヤ交換で効果を実感できたのでとても良かった。