愛車遍歴を綴ろうと思う。第1回目はホンダのプレリュード。
私が所有したのは3代目プレリュードで、E-BA5型の2.0XXである。免許を取った平成8年に、親に借金して中古車屋で総額30万円ほどで購入した。
プレリュードに特別思い入れがあったわけではない。当初はこの中古車屋の広告に掲載されていた日産レパードが欲しかったのだが、1ヶ月ほど待っても店頭に並ばず、でもどうしても車が欲しくてプレリュードを選んだのだ。今にして思えば、とんだ釣り広告である。この中古車屋に、その後レパードが展示されていたのは見たことがなかった。
取り立てて性能の良い車とは言えないが、見た目はとても気に入っていた。19~20歳ごろだったので、週末はよく友人たちと山道にドライブへでかけていた。一度だけ、友人の車についていけず、無理して曲がろうとしたらアンダーステアがでて側溝に落ち、そのままレッカーされたこともあった(ドリフトなどの危険行為ではない)。
レッカー代が7万円ほど、足回りが曲がったので修理に7万円ほど、スチールホイールが凹んだのでアルミホイール+タイヤ交換で14万円ほどと、一ヶ月の給料以上に出費がかさんでしまい、かなり痛かった記憶がある。
2年ほど所有した後、別の車に乗り換えたので友人へ譲渡した。今だったら絶対に選択しないグレードだったなあと懐かしく思うが、若いときは何もわからないのでしょうがないのである。